ECサイト向けオープンソースCMSの、【Live Commerce(ライブコマース)】をインストールして、はや1年近く経つ。
Live Commerceの特徴としては、php5+Zend Frameworkで動作するシステムであるということ。
この辺りは、専門外なので詳細はZend Framework – Wikipediaなどを参照して下さい。
この1年で、バージョンが数段階上がっているので、システムのアップグレードを行った。
ネット上に情報が少ないようなので、備忘録も兼ねて掲載しておく。
今回は【1.4】→【1.7】へバージョンアップを行った。
アップグレードを行う前は、必ずバックアップを取って下さい。
アップグレード方法は2通り
新しいバージョンが出ると、管理画面に情報を表示してくれる(自動アップデートプラグインをインストールしておく必要)
自動アップデートを選択すると、以下の画面が表示される。
ファイル取得方法は【FTP】【FTPS】がある。各サーバの仕様によって異なるので使えるプロトコルを選択して下さい。
必要事項を入力して、実行させるだけであるが、これでうまく完了しませんでした。(パーミッシュンやユーザの問題だと思います)
もう一つの方法である、手動でアップグレードを行いました。
まず、最新のソースをダウンロードして、適当な場所に展開し下さい。
手動でのアップグレード方法は、このWikiサイトに掲載されていますが、これだけではうまく行きませんでした。
Live Commerceはドキュメントルートの1つ上に展開される必要があります。
Wikiサイトにもあるように、「application/admin」「application/catalog」の上書きと共に、「application/library」も持って行って下さい。
さらに、「publoc_html/resources/a_media」の上書きと、「public_html/admin.php」「public_html/catalog.php」も持って行って下さい。
各ディレクトリやファイルのパーミッション、ユーザ、グループは、各環境で異なりますので、環境に合わせて変更して下さい。
最後にsqlの実行を行うので、「application/admin/lib/update/」内の「.sql」を実行して下さい。
例えば、今回のように【1.4】→【1.7】へのバージョンアップの場合、「1.5.sql」→「1.6.sql」→「1.7.sql」の順番に1つずつ実行して下さい。
# mysql -u “ユーザ名” -p “DB名” < 1.5.sql
# mysql -u “ユーザ名” -p “DB名” < 1.6.sql
# mysql -u “ユーザ名” -p “DB名” < 1.7.sql
これで、手動アップデートは終了です。
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