KVM on the NET™ CN-6000 初期化方法

【KVM】と聞くと、サーバの仮想化を連想される方が多いと思いますが、今回掲載する【KVM】は、サーバの仮想化ではなく、「キーボード(Keyboard)、ビデオ(Video)、マウス(Mouse)」を略した【KVM】です。

詳しくKVMを調べたい方は、とりあえず、Wikiのサイトをご覧下さい。

KVMには、IPアドレスを付加させて、遠隔から操作出来る機器があります。

Linuxを利用している環境で、遠隔から操作したいのであれば、SSHやTelnetでいいのではないの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

SSHやTelnetでログインする場合、ネットワークが正常に起動していることが前提になります。これが、何らかの理由で起動しない
、又は起動する前に不具合が起きている場合だと、SSHやTelnetでログインすることが不可能です。
サーバが近場にあれば、ディスプレイやキーボードをコンソール接続して、状態を確認する事が出来ますが、遠隔地にある場合、困ってしまいます。

前置きが長くなりましたが、上記の様な状況になっても、遠隔地からサーバへアクセス出来るシステムが、IPアドレスを付与させた、KVMとなります。

今回、この機器が必要な状況になったので、久しぶりに触ってみました。
機器は、ATEN社「KVM on the NET™ CN-6000

長い間触っていなかったこともあり、設定している内容を忘れてしまっていたので、初期化(工場出荷状態)に戻すことから始めました。
初期化方法がジャンパースイッチをショートさせる方法なので掲載しておきます。

KVM_001 この機器が「KVM」になります。
シルバー色の機器が「CN-6000」
ラックの機器がKVMスイッチ「ACS-1216A」
ジャンパースイッチをショートさせる機器は「CN-6000」です。
KVM_002 「CN-6000」は6箇所ねじでとめられているので、それを全て
外します。(うち2箇所はラック用金具をとめる事にも兼務)
作業する前は、電源を抜いて、作業される方の静電気もアースを
して機器によって静電気が放電されないように注意して下さい。
 KVM_003  ジャンパースイッチが一カ所あります。ここにジャンパーピンを差し込んで下さい。
 KVM_004  ジャンパーピンを差し込んだら、この状態で電源を入れて下さい。
電源を入れて暫くすると全面のランプが点滅し始めます。
この状態になれば、初期化完了です。
電源を抜いて、カバーははめて元に戻して下さい。

これで、初期化完了です。

初期化されるとIPアドレスも消去されます。

この機器はDHCPの環境が見つけられなければ、30秒後に「192.168.0.60」が自動で割り振られます。
その時、設定する端末に「192.168.0.*」を設定して、CN-6000にアクセスする前に、端末は再起動をされることを奨めます。
そうしないと、私の環境では、アクセス出来ませんでした。

無事にログイン出来れば、設定が行えます。
設定はGUIなので、いろいろ設定されて来た方は見れば分かるレベルだと思います。
設定については、アクセス状況を見てからにします。

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。

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